ラブブロ「THINK SINK TUVALU UAが見たツバル」

2007年6月(ラブジブログ寄稿文)

東京・世田谷区のIID GALLERYで開催されている写真展『THINK SINK TUVALU UAが見たツバル』(6月15日~24日まで開催)に行ってきました。

みなさん、「ツバル」って知っていますか?

地球温暖化に関心のある人はピンときたと思いますが、ツバルは9つのサンゴ島(環礁の島)からなる南太平洋の島国で、総面積が26平方キロメートルという小さな島。海抜がとても低く、地球温暖化によって海面が上昇し、近い将来、海に沈んでしまうと言われています。そして島が沈むとなると、ツバルの 10,000人ほどの国民は、生まれ育った土地を離れ、近隣諸国への移住を余儀なくされることになります。

そ んな話を知人から聞いたシンガーソングライター・UAは、ツバルがどのような国なのか、そこに暮らす人々はこの現実をどう受け止めているかといった想いか ら、いつしかツバルを訪れたいと思うようになったと言います。そしてUAはそんな想いを“黄金の緑”という楽曲の一節に綴り、それを聴いたFM局J- WAVEの関係者が、この楽曲に共感。環境問題に一石を投ずるべく、番組制作を検討しました。結果、ラジオ局として今後この問題を伝えていく必要があると 判断し、特別番組『BLUE PLANET ~UA、沈みゆく島国ツバルへ』を制作することを決定。ツバルを訪れることになったのです。

そのとき撮影された多くの記録写真の中から一部を展示したのが、この写真展『THINK SINK TUVALU UAが見たツバル』です。

フレームにおさめられた美しい海や空とは対照的に、一日一日、島が浸食されているという悲惨な現状が、そこに映し出されていました。

ツバルは私たちにとっては“無縁”の国かもしれません。住む場所を、そして国をも失おうとしている人たちがいるということも、私たちにとっては痛くもかゆくもないこと、なのかもしれません。でも、そういった現状を生み出した根幹には、私たちがいます。
私 たちの日常生活から排出される温室効果ガス(二酸化炭素など)によって、地球温暖化が進み、それにより北極や南極の氷が溶け出し、高い山の雪や氷河が溶け てしまう。その結果、海水の体積が増え、今より海面が高くなっていき、島は沈んでしまうかもしれないという危険にさらされているのです。

会場の壁一面に展示された記録写真の数々。
住民たちの笑顔のなかに見え隠れする、計り知れない不安と悲しみ。

「ここ以外に私の住む場所はない」
「ツバルとともに人生をまっとうする」
「私たちの幸せを返してくれ」

そんな叫びが聞こえてくるようでした。

興味のある方は、ぜひツバルのことを調べてみてください。

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